【共通テスト英語対策】リスニング力をアップさせる発音記号【母音編】
共通テストに対応するリスニング力がアップしたい人へ
- 子音の「無声音」「有声音」の大切な話をします。
- 日本語にない英語の子音を学習(発音できるように)します。たったの8個です。(母音と同じく子音も、英語のほうが多いです。)
- 英語と日本語に共通している子音は学習する必要はありません。
子音の「無声音」「有声音」の大切な話
日本語にない英語の子音を学習する前に、子音に関する大切なことをお話しします。「無声音」「有声音」の話です。知ってるよ、という人も読み進めてください。
有声音=声帯(のど)が震える音
でしたね。そして
というのはご存知でしたか?(全部の子音がペアになっている訳ではないですが)
/p/(無声音)と/b/(有声音)は口の形が同じです。
音声を確認しましょう。
日本語にない英語の子音と、日本語と共通している英語の子音
日本語にない英語の子音(身につけよう)
/l/ /r/ /f/ /v/ /θ/ /ð/ /s/ /z/
日本語と共通している英語の子音(学習する必要はありません)
/p/ /b/ /t/ /d/ /k/ /g/ /tʃ/ /dʒ/ /ʃ/ /ʒ/ /h/ /m/ /n/ /ŋ/ /j/ /w/
日本語にない英語の子音を学習(発音できるように)しよう
/l/と/r/
/l/と/r/は日本人が1番苦手としている子音の音です。
/l/はlookの/l/
- 舌の先を上の歯ぐきにしっかりくっつける
- そのまま「ル」と言う
/r/はredの/r/
- 舌の先を丸め口の奥へ近づける
- 舌に力を入れ「ル」と言う
音を聞きながら何度か練習してみよう。
/l/と/r/に関しては、身につけるのが難しいので、以下のリンクで一瞬で上達できる練習方法を教えます。
LとRの発音の違いと練習方法【一瞬で上達できる練習方法を教えます!】
/f/と/v/
/f/と/v/は口の形が同じ無声音と有声音のペアです。
/f/はfoodの/f/
- 上の前歯で下唇の内側を軽く押さえる
- 歯と唇のすき間から「フ」と言う
私たち日本人は/f/を/h/と発音してしまいます。
- 口を自然に開ける
- のどの奥から「ハッ」と息を出す
★他の例も聞いて比較してみよう。
/f/-friendと/h/-homeの比較
/v/はfiveの/v/
- 上の前歯で下唇の内側を軽く押さえる
- 歯と唇のすき間から「ヴ」と言う
私たち日本人は/v/を/b/と発音してしまいます。
- 唇を閉じ息の流れを止める
- 唇を急に開いて「ブッ」と声を出す
★他の例も聞いて比較してみよう。
/v/-veryと/b/-beachの比較
/θ/と/ð/
/θ/と/ð/は口の形が同じ無声音と有声音のペアです。
/θ/はbirthdayの/θ/
- 舌の先を上下の歯で軽くかむ
- 舌と歯のすき間から「ス」と息を出す
- 舌の先を後ろに引く
私たち日本人は/θ/を/s/と発音してしまいます。
- 舌の先を上の歯の裏に近づける
- 舌と歯のすき間から強く「ス」と息を出す
★日本人が最も間違いやすい発音。
/s/-sinkと/θ/-think
「think」は「~を考える」
アィ シンク ではなく
アィ θンク です。
/ð/はtheyの/ð/
- 舌の先を上下の歯で軽くかむ
- 舌と歯のすき間から「ズ」と声を出す
- 舌の先を後ろに引く
私たち日本人は/ð/を/z/と発音してしまいます。
- 舌の先を上の歯の裏に近づける
- 舌と歯のすき間から「ズ」と声を出す
★他の例も聞いて比較してみよう。
/z/-easyと/ð/-mother
/s/と/z/
/s/と/z/は口の形が同じ無声音と有声音のペアです。
/s/はsellの/s/
- 舌の先を上の歯の裏に近づける
- 舌と歯のすき間から強く「ス」と息を出す
seeとsheの発音の違い、できてますか?(seaも) 【スシの法則】
/z/はzooの/z/
- 舌の先を上の歯の裏に近づける
- 舌と歯のすき間から「ズ」と声を出す
私たち日本人は/ð/を/z/と発音してしまいます。
/ð/の項目をチェックしておきましょう。
日本語と共通している英語の子音(学習する必要はありません)をチェックしよう
/p/
pig
/b/
big
/t/
town
/d/
down
/k/
class
/g/
glass
/tʃ/
cheap
/dʒ/
jeep
/ʃ/
ship
/ʒ/
rouge
/h/
hold
/m/
mine
/n/
nine
/ŋ/
wing
/j/
yet
/w/
way
このページをブックマークして、繰り返し発音記号と音の確認をしよう
辞書で単語を調べたときや、単語帳で単語を覚えるときに、気になる発音記号があれば、必ずこのページに戻ってきて発音記号と音の確認をしましょう。その繰り返しの中で、徐々に英語の音が身についてゆき、リスニング力が向上します。