英文法ダイジェスト 第１回 品詞【中学～共通テスト対応】

この記事を読めば、こんなことがわかります

名詞とは

ものの名前を表す言葉です。
boy, teacher, book, family, sugar, kindness　など
book, sugarなどの実際にモノとして見えるものから
boy, teacher, family, kindnessなど
モノではないが現象や概念に名前がつけられている場合も
名詞です。

動詞とは

動作や状態を表す言葉です。
eat~, watch~, speak
などは、「～を食べる」「～を見る」「話す」
と、動作を表しているので「動作動詞」

live, like~, know~
などは、「住んでいる」「～を好んでいる」「～を知っている」
と、状態を表しているので「状態動詞」
と呼びます。

自動詞＝目的語を取らない動詞

例えば、Birds fly. （鳥は、飛びます。）
の文は、動詞の後に「飛ばされる側」がありません。
このように、「される側」を必要としない動詞を
自動詞と呼びます

他動詞＝目的語を取る動詞

例えば、I like him.　（私は、彼のことを好きです。）
の文は、動詞の後に「好かれる側」があります。
このように、「される側」を必要とする動詞を
他動詞と呼びます。

形容詞とは

名詞を修飾する言葉です。

Tom is a kind boy.

上の文で、形容詞「kind（親切な）」という意味ですが
どこを詳しく説明している（修飾している）言葉かわかりますか？

親切な「boy（男の子）」ということで
男の子という名詞を修飾（詳しく説明する）していますね。
名詞を詳しくしているので、kindは形容詞です。

他に、happy, easy, many などがあります。

副詞とは

名詞以外を修飾する言葉です。

Tom runs very fast.

上の文で、副詞「fast（はやく）」という意味ですが
どこを詳しく説明している（修飾している）言葉かわかりますか？
はやく「runs（走る）」と、動詞を修飾（詳しく説明する）していますね。
動詞（名詞以外）を詳しくしているので、fastは副詞です。

更に、副詞「very（とても）」は
どこを詳しく説明している（修飾している）言葉かわかりますか？
とても「fast（はやく）」と、副詞を修飾（詳しく説明する）していますね。
動詞（名詞以外）を詳しくしているので、veryは副詞です。

他に、slowly, often, here などがあります。

前置詞とは

at on in by to for with などなど
前置詞はその後ろに名詞（目的語）を取って前置詞句を作ります。

前置詞句は、必ず形容詞or副詞の働きをします。

The cat on the bed is mine.

上の文のon the bedは、cat（名詞）を修飾しているのがわかりますか？

一方で

A cat slept on the bed.

上の文のon the bedは、slept（動詞）を修飾しているのがわかりますか？

このように前置詞と名詞のかたまりである前置詞句は、必ず
形容詞or副詞の働きをします！

接続詞とは

and but or so for when because などなど
対等な関係のもの(同じ働きをするもの)同士を結びます。
働きによって等位接続詞と、従属接続詞に分かれます。

等位接続詞

and, but, or, so, forです。
語と語、句と句、節と節を結びます（詳しくは第３回で説明します）。
He and I are rivals. （彼と私はライバルです。）
HeとIという語と語を結んでいます。

従属接続詞

and, but, or, so, for以外の接続詞は
基本的に副詞節を導き、必ず主節の動詞を修飾します。
When I was a child, I lived in Tokyo.
（私は子供のとき、東京に住んでいました。）

When I was a childは、lived「住んでいた」という動詞を修飾しています。